門司港駅(JR鹿児島本線、平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線)

2011-03-20 06.16.22レトロモダンな街・門司港

門司港駅のみどころ

門司港(もじこう)駅は、JR九州・鹿児島本線の起点駅。北九州の玄関口です。関門鉄道トンネルが開通し、大動脈は門司駅の方に移って久しいかのように思われがちですが、現在も1時間に3本程度、本州の下関(唐戸)と門司港を結ぶ汽船、関門連絡船が発着しています。
門司港駅の特長はなんといっても、駅舎では初めてとなる国の重要文化財、ネオ・ルネッサンスの木造駅舎。大正3年の完成で、まるで皇族のために建てられたような豪華な造りです。トイレや切符売り場などの施設も、歴史的価値のあるもの。ぜひ時間をとって探索してみてください。
写真で見たことがある方も多いと思いますが、夜の駅舎はライトアップされて特に美しいです。ただし現在は、保存のための長期改修工事に入っています。
駅前は大正時代を思わせる、レトロで奇麗な街なみ。駅から門司港はすぐ目の前ですが、ランドマークとなる門司港ホテルも情緒たっぷりの景観。部屋の造りもまたレトロです。
そして、門司港駅から歩いてすぐのところにある、九州鉄道記念館。ここから平成筑豊鉄道・門司港レトロ観光線に接続します。

平成筑豊鉄道・門司港レトロ観光線のみどころ

平成筑豊鉄道・門司港レトロ観光線は、門司港駅からすぐの場所にある九州鉄道記念館から発着し、関門海峡めかり駅までを結ぶ観光トロッコ列車「潮風号」です。定期運行は春から秋までの土日祝ですが、行楽シーズン中は平日も運行します。屋根付きなので、雨でも大丈夫です。
路線としては比較的短いので、門司港駅周辺の施設でレンタサイクルを借りて、並走する道路から列車を眺めることもできます。そして、終点の関門海峡めかり駅は、関門海峡のすぐそば。関門橋(自動車専用道路)の眺望も見事ですが、徒歩と自転車用の関門海峡トンネル(関門トンネル人道)もあります。入口からエレベータで海底トンネルに入ることができます。徒歩は無料、自転車も通行料金20円とわずかですので、ぜひ海の県境を渡ってみてはいかがでしょうか?(トンネル内、自転車は押し歩きです)

行き方

門司港駅に鉄道で行くには、九州新幹線なら小倉駅で鹿児島本線に乗り換え、その後は門司港駅まで3駅、乗り換えなしで行けます。下関方面から汽船で行ったり、関門トンネル人道をくぐってところどころ歩いて、レトロ観光線で行くのも面白いかもしれません。ただし冬季は運休ですから、運転日には注意してください。

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