小淵沢駅(JR小海線)

2011-08-21 12.23.44日本一の標高、高原と名水のふるさとへ

小淵沢駅のみどころ

小淵沢(こぶちざわ)駅は、山梨県北杜(ほくと)市小淵沢町にあります。ホームに駅そば屋さんがあり、いつも賑わっています。ここは小海(こうみ)線の起点。いつも着くたび、小海線に乗りたいと思ってしまいますが、目的はたいてい別にあったりします。
実はここは、サントリーウイスキー白州(はくしゅう)の蒸留所および「南アルプスの天然水」ボトリング工場が近くにあって、そこに見学に行けるのです。夏場は特に、工場から無料シャトルバスが出ていて、工場見学(ウイスキーと水と両方行けるコース、片方だけもあり)で、試飲までさせてもらえます(お子様やハンドルキーパーの方にはジュースが出ます)。ネットなどで予約をしておけば、もうこれ自体が旅行の目的になってしまうのです。中に高原レストランや博物館があり、さらに工場見学の後に案内されるバーでは、高価なウイスキーや限定品が何十種類もあって格安で試せます。ここだけでも行く価値ありです。

さらに時間にゆとりを持って来れるなら、少し離れた隣地(ちょっと歩きます)にはシャトレーゼ白州工場(アイスクリーム工場)があって、こちらも予約が必要ですが無料で試食させてくれます。
北杜市は、八ヶ岳南麓高原湧水群という名水の里なので、そこから生まれるウイスキーやアイスクリームの味は格別です。

小海線のみどころ

JR中央本線から小海線に乗り換えると、だんだん標高が高くなっていき、清里(きよさと)駅の次、野辺山(のべやま)駅で標高日本一(1,345.67m)となります。
夏は本当に爽やかで、気温もがまんできるぐらい。避暑にはもってこいです。
清里駅からはお店や食事処がいっぱいあって賑わっています。
野辺山駅は本当に山中という感じで周辺に何もありません。単線のため上下線が待ち合わせするので、記念にただ降り立つだけでもいいかもしれません。野辺山宇宙電波観測所の巨大パラボラアンテナを見に行くには徒歩40分。さすがに歩くのはしんどいかもしれませんが、荷物を軽くしていけば、清里駅から野辺山駅までの間にあるJR最高地点(1,375m)碑を見に行くのも楽しいでしょう。時間があればせめて清里駅から、ゆっくり散策したいところですね。

環境に配慮したハイブリッドディーゼル車も、振動が少なくなかなか快適です。終点の小諸まで行けば、しなの鉄道に乗り継いで軽井沢方面に足を伸ばせます。

行き方

小淵沢駅はJR中央本線の駅なので、東京方面からは新宿から一本で行けます。甲府や韮崎(にらさき)より西にあり、18切符で普通電車では着くまで半日がかり。小旅行には丁度良い距離感です。小海線に行くときは、朝早めの出発がおすすめです。
「特急かいじ」なら、新宿から約2時間で、あっという間に着いてしまいます。

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