タブレット1つでローカル鉄道旅行気分

railmap.jp は便利!

railmap.jpでは、路線図をクリックするだけで、YouTubeに投稿された展望動画を検索したり、時刻表サイトを検索したり、GoogleMapで駅周辺を表示したり、WikiPediaで駅データなど調べものができます。実際に旅行計画を立てるときにも結構使えます。

特に、トップページの「キー検索」が便利。駅名の読み方がわからなかったり、正確な名前が思い出せなくても、漢字やひらがなで、部分だけでも入れれば検索できます。例えば「温泉」とか「おんせん」とか入れてみると、○○温泉とか○○温泉××という駅名がずらっと出てきて、正しい読み方を教えてくれます。そこから路線図へリンクして行けます。

どんなとき便利?

・路線図で駅をたどって展望動画を見て、なんとなく旅行した気分にひたれる。秘境駅とか、見た事ない駅を発見できる。
また実際に、今度行く旅先の風景や、駅の規模などを下調べできる

・いま乗っている路線にどんな駅があるか、時刻表や降りたところの周辺図などをピンポイントで調べられる(WiFiタブレットだと、かなり楽しい。)

・駅名検索すると、どの路線に乗り継ぎできるかが分かる。キーボードで全部打ち込まなくても、50音検索ならタッチとスクロールだけで済むので楽。

・テレビの旅番組で出てきた駅名から検索して、どんな所を旅しているのかすぐ調べられる

railmap.jpってどんなサイト?

  1. 感覚的に遠い近いがわかる路線図
    各鉄道会社の標示している直線的な路線図ではなく、一般地図のように緯度経度のバランスから、駅間の距離感がわかる路線図です。
  2. 在来線を全線網羅
    新幹線は入っていませんが、それ以外のほとんどの鉄道が網羅されています。
  3. 利便性
    広域路線図では、路線名や駅にマウスカーソルをのせるとその路線全体が光り、どの路線がどこにあるか、楽しく発見できます。
  4. 不便性
    たまに、駅名が変わったとか、路線が延長されたとかいう情報が反映されていないことがある。(札幌市電が環状線化されて、すすきの~西4丁目の間に狸小路という駅ができたのだが、最近ようやく直った…。)他にも気付いたことがあったら、ご意見フォームで管理人に教えてください。

勝沼ぶどう郷駅(JR中央本線)

電車乗ったままお花見

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勝沼ぶどう郷駅のみどころ

勝沼ぶどう郷(かつぬまぶどうきょう)駅は、山梨県甲州市勝沼町にあります。塩山(えんざん)駅より1つ上り(東京方面)の駅です。

この駅はホーム両脇に沿って約600本の桜で埋め尽くされています。ホームが高台にあって、4月上旬の桜満開の時期になると、電車全部が桜で囲まれ、電車に乗っていながら雲の上でお花見をしているような気分になれます。時間があれば下車して、ホームで風にあたったり、駅前にある甚六桜(じんろくざくら)公園や農作物直売所・ワインショップを散策するのも楽しいでしょう。遊歩道もゆったりしています。

東京方面から18切符でどこかへ行くことを考えた時、八王子~勝沼ぶどう郷駅間を往復するとほぼ元がとれるんですね。片道1時間半もかかりません。そう思うと18切符って、できるだけ得しようと気負ってたくさん乗ることを目指すよりも、たまに予定していない駅でふらっと降りてみるのもいいものかもしれません。そんなことを思わせてくれます。

中央本線のみどころ

中央本線は、東京~新宿方面から西へ、相模湖、甲府、小淵沢などを通って、塩尻までが一区切り。多くの列車はJR篠ノ井(しののい)線へ入って、松本まで行きます。新宿~塩尻は、各駅停車で4時間ちょっとかかります。田園地帯が多いですが、山岳を背景にところどころ渓谷や、中央高速道路と併走したり、桜が見えたりします。

中央本線の後半、塩尻から名古屋へは、中津川(なかつがわ)駅で接続して、各駅停車で3時間半ぐらい。
特急かいじや、特急あずさを使えばもっと早く快適に行けます。

行き方

新宿~高尾までは京王線が並行しているので、18切符などを使わない時期で、単純に安く行きたい場合はこの区間だけ京王線に乗り換えるのが良いかもしれません。八王子駅と高尾駅どちらで乗り換えても片道で数百円安くなりますし、高尾駅なら駅舎が一緒なので乗換も楽です。京王八王子駅~JR八王子駅の間では街路を歩くことになります。

信濃森上駅(JR大糸線)

白馬八方尾根が、上り眼前に迫る

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信濃森上駅のみどころ

信濃森上(しなのもりうえ)駅は、長野県北安曇郡白馬村にあります。大糸線・白馬(はくば)駅の下り方面、1つ北側にある駅です。

信濃森上駅、あえてこの無人駅を選んだのは眺望の良さ。ホームから上り方向(運転席側)をご覧いただくと、白馬八方尾根が眼前に迫ります。それはそれは、隣の白馬駅で降りても味わえない光景。なぜかというとこの信濃森上駅、ホーム上り方面が南西(ちょうど白馬八方尾根スキー場の真正面)を向いており、眼前に山以外遮るものが何もないので、最高のロケーションなのです。

白馬駅と信濃森上駅との区間は、とにかく下り方向に目線を配っていれば、至福のひと時を味わえるでしょう。スキー目的でなくても、この絵にも写真にもしたいような光景を見るためだけに来る価値大ありです。桜が芽吹く4月上旬など、18切符で残雪を見に来るにはちょうど良いでしょう。

大糸線のみどころ

大糸線自体が、松本駅を起点にして南小谷(みなみおたり)駅までの全区間、南アルプスの絶景を眺望できる素晴らしい路線です。乗車して手動開閉式ドアの上を見ると、眺望の説明が親切に貼ってあり、気分を高めてくれます。おおむね2両編成で、電車はボックス席とロングシートの混合。ロングシートでは上りも下りも常に南アルプス側を向いており、ボックス席はもちろん南アルプス側。お一人様でも、2人がけシートがあるので気兼ねなく座れます。

大糸線で有名なのは、信濃大町(しなのおおまち)駅でしょう。黒部ダム・アルペンルートの玄関口で大きな駅です。しっかり時間をとって来れれば黒部ダムへ足を運べます。黒部ダムの方が絶景といえるでしょうか。また、白馬(はくば)駅もスキー場がすぐ近くにあり、冬場以外でも登山口のターミナル駅として有名。足湯もあります。ダイヤによっては、上り電車待ち合わせのため下りが20分近く停車することもあるので、ちょっと途中下車して、山のいい空気を吸うだけでも良い気分です。

行き方

各駅停車では、東京や名古屋方面からは松本駅から、電車(大糸線)に揺られて約2時間ちょっと。山を眺めるのが好きなら、二時間といっても長くは感じず、あっという間。あるいは新潟方面からは糸魚川(いといがわ)駅から1時間ちょっとです。南小谷(みなみおたり)駅で接続し、南小谷駅以北は1両、以南は2両編成のことが多いです。特急は直通運転でもっと早いです。