多良木駅(くま川鉄道湯前線)

2011-11-19 05.20.17ブルートレインたらぎで一泊

多良木駅のみどころ

多良木(たらぎ)駅は、熊本県球磨(くま)郡多良木町にあります。くま川鉄道 湯前(ゆのまえ)線の途中にある駅です。

この駅前名所は、ブルートレイン「はやぶさ」を静態保存し、ホテルにした「ブルートレインたらぎ」です。列車の上にさらに屋根があり、夜間は、本当に走ってきた列車が留まっているような幻想的な空気に包まれます。売店と食堂に改造された列車は広々で、ゆったりくつろげます。客車のベッドは2階立てのB寝台ソロ。毛布もあり、なかなか快適です。素泊まりで大人3000円ちょっと、とリーズナブル。お風呂は、目の前に「多良木町えびす温泉センター」があり、広々とした温泉に300円で入れます。

このブルートレイン目当てで、わざわざ熊本の宿泊先からレンタカーで来て、朝まで泊ったことがありました。予約すれば朝食600円のお弁当も食べられたのですが、早朝、熊本に舞い戻りました。ついでに、JR肥薩線の大畑(おこば)駅にも立ち寄った次第。

多良木駅の先、終点の湯前駅より東へさらに国道で行くと、廃線になった高千穂(たかちほ)線があります。険しい山々を越えていかないと行けないため、現役時代にとうとう乗りそびれてしまった、興味深い路線です。車があるなら、観光地でもある高千穂を探索するために多良木を拠点にするのも便利そうです。高千穂線にも、日之影温泉駅の列車ホテル「TR列車の宿」があるので、泊り比べるのも面白いでしょう。

くま川鉄道湯前線のみどころ

くま川鉄道への乗り換えで通る、JR人吉温泉駅には駅弁屋があります。肥薩線のホームではありますが、「いさぶろう・しんぺい号」が到着したときなどは、名産「栗めし」「鮎ずし」弁当を抱えて、今は珍しい立ち売りに出会えるかもしれません。

くま川鉄道には、縁起の良い「おかどめ幸福駅」があり、近くの売店で幸福グッズを売っています。併走する国道219号からもチラっと駅舎が見えます。

行き方

くま川鉄道は、JR肥薩(ひさつ)線の人吉(ひとよし)温泉が起点です。ここから多良木駅までは30分ちょっとです。
おおむね1時間に1本くらい列車があります。昼間は観光列車「田園シンフォニー」(全車指定席、要予約)が1往復走っています。これを目当てに来るのもいいですね。

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