トロッコ保津峡駅(嵯峨野観光鉄道)

「電車でGO!」の誕生地へ

トロッコ保津峡駅のみどころ

トロッコ保津峡(ほづきょう)駅は、京都府京都市西京区にあります。その昔、山陰本線の保津峡駅だった場所ですが、この旧路線を再活用して、嵯峨野(さがの)観光鉄道が生まれました。

保津峡といえば、往年の名作鉄道ゲーム「電車でGO!」の初級編で、誰もが経験している駅名の響き。渓谷沿いにキーィキーィとブレーキの音を響かせ、トンネルをくぐり、そのたびにフワンと警笛を鳴らさないと減点…なんて、何度もやったことがありますから思い出深いものです。
ゲームにどっぷり浸かってその後、今の山陰本線に乗ってみると、トンネルもまっすぐでスイースイ、あれ?あのときの路線みたくグリグリ走らないぞ…と違和感を覚えるはず。そう、京都から園部までの嵯峨野線、その先の福知山方面は、通勤路線という性格に変わっています。スピードアップのため、この難所はとうの昔に付け替えられていたのです。

旧線はもうないのか…と思いきや、旧線は観光鉄道に生まれ変わっているではありませんか。しかも贅沢に、トロッコ列車です。ゲームの世界のモデルはここだったんだ…と、乗車して感慨ひとしおです。

嵯峨野観光鉄道のみどころ

トロッコ嵯峨(さが)、トロッコ嵐山(あらしやま)、トロッコ保津峡、トロッコ亀岡(かめおか)、というように駅数の少ないこの路線ですが、観光専門列車ということもあって実にゆったり走ってくれます。渓谷を見下ろしながら、写真を撮ってもらって記念に買った額は、今も大切に家の玄関に飾っています。京都を訪れて昼間に時間が許す限り、この路線は一度は乗っておきたいですね。どの季節でも味がありますが、紅葉の時期ならもう最高でしょう。

終点のトロッコ亀岡駅から、JR山陰本線の馬堀(うまほり)駅まではそれほど距離はないので、線路に沿って道を歩けばすぐ着きます。
トロッコ亀岡駅のお土産屋さんは趣味的で、(私が行った当時はエヴァンゲリオン全盛で、プラグスーツ型ペットボトルなどというのも売ってました)、今もきっと面白いものを取り揃えていると思うので、再訪したいスポットの一つです。

行き方

京都駅から、JR山陰本線で福知山方面へ、15分前後で嵯峨嵐山(さがあらしやま)駅に着きます。駅ロータリーに出て目の前に、トロッコ嵯峨駅の立派な駅舎があります。全席指定ですが、1時間おきに走るので、事前予約しなくても買えることも多いようです。
トロッコ嵯峨駅舎内にあるお土産屋さんは、京都らしい上品なものを多く取り揃え、品数豊富です。日が暮れるころ夕方には営業終了なので、ご利用はどうぞお早目に。

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